サプリメントを使う人はアメリカでは多く、実に成人の7割が健康のためサプリメントを飲んでいます。アメリカではサプリメントを予防医療の一つとして、健康維持のために利用されています。アメリカ国民全体がサプリメントの正確な情報を持ち得ているのです。
アメリカの医療制度の関係
アメリカと日本では大きく異なる、サプリメントに対しての国の姿勢や対応があります。アメリカの医療制度が大きな要因として考えられるでしょう。日本では国民皆保険制度が用いられていますが、アメリカでは国民保険がなく、企業の団体保険を利用している人が多いようです。一部の人は民間の保険会社に入り、収入が少ない時は保険に入っていないのがアメリカの実情なのです。
景気の落ち込みなどで700万人が職をなくした影響もあり、5000万人が無保険であることが問題にもなっています。サプリメントがアメリカで広まる背景には、保険が使えないためにできるだけ病院には行きたくないという事情があるのです。
医療制度改革に取り組むが…?
アメリカ大統領は、医療制度改革が国民の健康のために必要と医療制度改革に取り組んでいます。けれども、保健医療の見直しには根強い反発の声もあり、完全実地には至っていません。
日本は国民皆保険制度の影響もあり、サプリメントでの健康管理はさほど積極的ではないようです。サプリメントに関する情報提供や表示に関する法律も不十分な点があり、そこにつけこむような会社もあるようです。アメリカのように、国民一人一人がサプリメントについて関心を持ち、情報を吟味できるようになれば、日本のサプリメント事情も変わるでしょう。