ビットコインの最高値の240万円くらいを上限にバブルがはじけたと言われている。
個人的にはまだ本当の意味でのバブルはきてすらいないと思っている。
バブルがきてるとしたら、どんなことが発生するかを予想してみる。
金融機関が個人向けの販売をはじめる
銀行や証券会社などがお年寄りをはめ込むための詐欺的商材をつくって販売。普通に取引所で買える仮想通貨をいくつか組み合わせて購入するだけなのに、運用手数料として5%前後取るような暴利を得ようとする。
いまもよくわからない投資信託で運用手数料をぼったくっているが、それと同じで構図だ。自分で調べる意欲がない情報弱者に、ブランド力や安心感でとんでもないものを売るというのは、生命保険や住宅ローンなどでも同じ構図。
銀行や証券会社の足を使った営業により、スマホやインターネットを使えないお年寄りもビットコインを持ち始める。
これによってタンス預金が仮想通貨に流入しはじめる。
なお、現時点でいわゆる昔ながらの金融機関が仮想通貨の取り扱いを開始しようとしたら、組織内の頭の堅いお年寄りに叩きのめされて進まないだろう。
ただ、マネックス証券がコインチェックを買収したり、大和証券が仮想通貨の取り扱いを検討したりと、大手も動きはじめた感じはある。
大手金融機関が売買をはじめる
ゴールドマンサックスが仮想通貨の売買をするためのトレーディングデスクを開設するとニュースが出ていた。
バブルになる局面では、すべての大手金融機関がポートフォリオの中にビットコインを入れている。金などの商品先物と同じような扱いになっている。
テレビのニュースで日経平均やダウやドル円為替が報道されるように、ビットコインの価格も扱われるようになる。
大企業がビットコインを持ち始める
1980-1990年くらいのバブルのときには、企業が本業に関係ないのに土地や不動産や株式に投資していた。
それと似た状況が仮想通貨でも起こる。
ITリテラシーの低い企業が投資を始める時が真のバブルのはじまり。
ビットコインを担保にした借金をする人が増える
土地バブルと同じで、手に入れた仮想通貨を担保にして借金をして、それをさらに仮想通貨に入れる人が出る。
レバレッジの倍率の規制が入る。
店頭で買えるようになる
もう一部の国では郵便局でビットコインの販売をしたりしているが、日本でも気軽に店頭でビットコインを買えるようになる。
いまのAppleやGoogleなどのチャージ用カードがコンビニで売られているような形でビットコインを買えるようになる。
スマホのウォレットに時価で入金できる。
現金を拒否する店舗が増える
仮想通貨での決済が当たり前になってくると、現金の受け取りを拒否する会社が増える。
すでに中国ではWechat Payが普及したので現金を持たない店が増えてきていて、コンビニですら現金出すとお釣りがなかったりすると聞く。
現金で払うとお釣りを用意したり、数えたりするのに手間がかかるので、仮想通貨や電子マネーで払うときと、現金で払うときで料金が変わるかも。
現金支払いのときは価格が高くなる。もしくはお釣りがでない。
円換算しない店舗、主にECサイトが出現
いま基本的にビットコインで決済するといっても、結局日本円で値段が決まっていて、ビットコインに換算して支払う。
仮想通貨が一般的になれば、日本円での価格提示ではなく、ビットコイン建てで金額が表示され、それで支払うようになる。